ST250バキュームピストン簡単改造
友達のバイク屋さんに教えてもらったお手軽チューニングです。言われるがままに分解し、改造を施してもとに戻すと、あら不思議!アクセルレスポンスがスッゲー良くなってる!!言われるがまま施した内容をご紹介します。(改造は自己責任でお願いいたします。)
シートとガソリンタンクを外した状態からの説明です。
- キャブの上の黒いフタを開ける。ネジ2本(狭いですがそのまま作業出来ると思います。)
- バネがボヨーンと出てくるので外す。
- フニャフニャのゴムが被っているのでそーっと引き抜く。
- ゴムと一体化したこんなのが出てきます。(バキュームピストンというらしいです)
小さい穴(1mmほど)が空いているので、その穴をドリルで倍の2mmにします。
何と、これだけです!!元に戻して完了です。
これでアクセルレスポンスがかなりアップします。でもなぜレスポンスアップにつながるの???
CVキャブ(負圧キャブ)のしくみ
まず、このST250キャブレターは「負圧式」というタイプらしいです。アクセルをガバっと開けても、この「しくみ」が流入する空気の量を適切に調整してくれるとのことです。なので、欠点としてアクセルレスポンスが悪い。となるみたいです。
その「しくみ」とは、カブや4st50ccのバイクなどは、アクセルワイヤーが直接ピストン型の
スロットルバルブを操作する「ピストンバルブ型」というらしいです。(写真のバキュームピストンと同じ動作をする部分を直接ワイヤーで上下させる。)鋭いエンジンレスポンスが得られる一方、エンジンが求める混合気吸入量を超えてスロットルバルブを開けると空気の流速が低下して燃料の供給が滞るそうです。
一方、ST250のアクセルワイヤーは、空気の流量を調整するバタフライバルブのみを操作するようです。なので、このバキュームピストンは負圧とバネの力のみで勝手に動作する、いわば
半自動ってやつみたいです。
アクセルでバタフライバルブを開閉すると、エンジンの負圧に応じて、この小さい穴からバネの力以上の空気が吸われてバキュームピストンが上がるようです。
したがって、この穴を大きくすればバキュームピストンの空気の流量が増え、バキュームピストンの上下運動が機敏になる!穴を倍にすれば動くスピードも倍???図がないのでわかりにくいと思いますが理屈はそんな感じのようです。
原理も大事ですが、この改造でのレスポンスはすぐに体感できます!!直接パワーやトルクには全く関係ないと思われますが、重ったるいアクセルレスポンスが改善されると、なんだか速くなった気がします。
更に、シフトダウンなどでのアクセルをひねる量がかなり少なくなります。今のところいいことだらけです。乗るのが楽しくなりますね!!